
01
「遺産相続なんてまだ先の話」
と思わずに早めの対策を
遺産相続の生前対策として、
どのようなご相談内容が多いですか?
ご相談内容は多岐にわたりますが、特に多いのは「相続税がどのくらいになるか、あらかじめ試算しておきたい」というものです。また節税のための具体的な方法、例えば生前贈与や生命保険の非課税枠の活用など、色々な方法がありますが、どういう方法が効果的なのかアドバイスしてほしいというものもあります。もちろん、後に残すご家族のために、相続紛争を予防したいというご相談もあります。「遺産相続なんてまだ先の話」と思って何も対策を講じていないと、いざ相続が発生した時に納税資金のことなどでお困りになる場合がありますので、まだ先の話と思わずに早めの対策をおすすめします。

02
納税資金の準備・節税・円満な
遺産相続のためにも生前対策は重要
生前対策を行わずにいると、
どんな問題への発展が考えられますか?
想像していたより多額の相続税が発生して、現金・預貯金が少ないため納税資金が準備できない、あるいは納税資金を作るためにマイホームを売却しなければいけなくなることなどが考えられます。また、適切な対策を講じていれば減額でてきたはずの相続税を支払わなければいけなくなるなど、色々なデメリットが考えられます。そして生前対策を怠っていたばかりに、遺産分割協議で紛争が起こり、ご家族・ご親族間に亀裂が入ることも考えられます。スムーズに相続税を納付するためにも、節税のためにも、円満な遺産相続のためにも生前対策を行うことは重要となります。

03
税制をよく理解して適切に生前贈与を
行わなければいけません
生前対策としてどのような
方法が考えられますか?
その前に「何を目的に生前対策を行うか?」というところをクリアにしておく必要があります。生前対策の目的は大きく“節税”と“納税資金の準備”に分けられます。節税のために行われる生前対策として代表的なのが、生前贈与です。毎年、計画的に生前贈与を行い、将来相続させる財産を減らしておくことで、相続税額を減額させることが可能になります。生前贈与では暦年課税(※1)や相続時精算課税(※2)などの税制が関わってくることになり、こうした税制をよく理解して適切に生前贈与を行わなければいけないため、税理士のサポートを受けられるのがおすすめです。
※1:暦年課税
年間に贈与した合計額が110万円以下の場合、贈与税は課税されない。
※2:相続時精算課税
原則60歳以上の父母・祖父母から18歳以上の子・孫に贈与した場合、2,500万円までは贈与税が非課税。2,500万円を超えた部分には一律20%の税率で贈与税が課税。

04
生命保険を利用して納税資金を確保・
相続税を節税することが可能
生前贈与以外にどんな
方法がありますか?
生命保険の活用で、これは基本的に納税資金の準備のために行われます。「不動産が多く、現金・預貯金が少ない」という財産状況の場合、相続税を支払うためにマイホームを売却しなければいけなくなるケースがあります。それを避けるために生命保険を活用して納税資金を作るという方法があります。また生命保険の非課税枠というものがあり、法定相続人1人あたり500万円まで非課税となりますので、節税効果も期待できます。

05
タワーマンションの購入により
相続税評価額を大幅に下げることが可能
生前対策として不動産を購入される
方が増えていると聞きますが?
最近よく聞くのは、タワーマンション購入による生前対策です。タワーマンションの場合、相続税評価額を大幅に下げることが可能だからです。建物の評価額は固定資産税評価額ですが、土地の評価額は路線価評価額を基に算出します。戸数が多いタワーマンションの場合、その戸数で土地を分けることになるため、土地の評価額は著しく下がり、1億円を超えるタワーマンションであっても相続税評価額は2,000万円程度となるケースがあります。しかもタワーマンションだと売却しやすいので、納税資金を確保することも可能です。

06
相続税を試算して生前対策の必要性、
有効な方法をアドバイス
生前対策を税理士へ相談する
メリットは?
今は便利な時代で、インターネットなどで様々な情報を簡単に収集することができます。ただ、そうした情報の波に溺れてしまい、そもそも、相続税がどのくらいかかるのかわからないまま、生前対策を行ってしまっている方がおられます。「こうすれば税金が安くなる」とだけ聞いて生前対策を進めているのでしょうが、相続税の試算がなされていないと、どういう対策を行うのが有効なのか判断できませんし、対策して良かったのか悪かったのか評価できません。なので、まずは税理士へご相談いただき、「どのくらい相続税がかかりそうか?」という部分をクリアにして、生前対策が必要かどうか、必要ならどんな方法が有効なのか、アドバイスを受けられることをおすすめします。



